疎食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす。楽しみまたその中に在り

子曰く、
疎食(そし)を飯(くら)い、水を飲み、肱(ひじ)を曲げて之を枕とす。
楽しみまたその中(うち)に在り。
不義にして富みかつ貴きは、我において浮雲(ふうん)のごとし。

【大体の意味内容】
先生はおっしゃった。
「粗末な飯を食い、お茶や酒ではなく水を飲み、枕を買う金もないからひじを曲げて、それに頭をのせて寝る。
学問研究の楽しみを知ればそのような生活も悪くない。
不正な方法で金もうけをして、しかも高い身分を得ることなど、私にとっては浮雲(うきぐも)のように定めなく、じきに雲散霧消してしまうものだ。」

玄米ご飯にお漬物、納豆、味噌汁、イワシ。日本の素食の代表的メニューですがこれが実にヘルシーであることが分かっています。

山海川、大地から取れる食材は、地球が生み出したもの。

地球は、宇宙が生み出したもの。

すべての食べ物は宇宙から生まれた命です。

それをいただいているのだと自覚して味わえば、どんな素食でもすごくおいしい!

 ひじを枕にして仮眠をとることの気持ちよさは、勉強会に出た中学生にはもれなく経験してもらっています。

質素な暮らしは、実は体にやさしく、気持ちよいものです。ぜひ実践してみてください。

 
また、まじめに心を込めて働いて得た富ならば、悪くないどころか素晴らしいものです。

不正で悪辣な方法で築いた富と地位は、やがてそのような悪徳の人の身も心も蝕んでゆきます。
多くの人々の怨嗟怨恨を注がれて無事でいられるほど、世の中甘くはないということです。

スポーツでも、自分がヒーローになれればもちろんうれしいけれど、アシストしたり、サポートしたりすることで感謝される喜びもまた格別です。

そうして得られる信用や信頼は、どんな金銀財宝よりも貴重な財産です。

結果的にお金持ちになっても、世のため人のために惜しみなく使う人には、

またその人に使い道を考えてもらおうと、神様は次々とお金を回してきたりもする、そんなものです。