「ゾーンに入る」という言い方がアスリートの間でよくなされます。極度に高い集中状態で他の何も気にならず疲れもせず、身体も勝手に動く。
元女子サッカーの澤穂希(さわほまれ)さんは「次に何が起こるかもハッキリわかる」と言います。学問研究者の「寝食を忘れる」状態も然り。私も何度か経験しました。
「授業受けたいホーダイ」システムは、学修量をこなしてゆくうちに疲れを通り越して楽しくなってゆく、まさに「特異領域(ゾーン)に入る」状態を経験してほしくて導入したのです。
期待通り、初年度からも中3受験生からは「ゾーンに入る」生徒が出始めました。
中3生は夏期と冬期の講習で午前中3コマの一斉授業、午後は5コマ以上を勧め、一日に7~8コマ以上を受講するのがダンデのスタンダードになっています。他塾様では夏期100コマ受講すれば15万以上、個別指導塾なら40万ほどかかります。経済的にも無理でしょう普通。ダンデなら月謝4万のままで200コマ以上受講できる。一期生で170コマの生徒が出て、その後の中3生が普通に目指す数字になりました。最高で231コマの記録があります。当然成績は爆上がりして、本人が無理だと決めつけていた第一志望校にも合格しています。
「量と結果は比例する」好例ですが、何よりこうしてゾーン入りした生徒たちは一様に「勉強するのが楽しい」と言うようになるのです。
勉強に限らず、努力すること、チャレンジすること自体に快感にも似た喜びを催すわけです。経験すればよくわかります。
勝手に「ダンデリゾーン」と名付けていますが、今年度の「入域」者が想定外に多い。中3受験生だけでなく、2年生や、1年生にまで複数名現れました。
8時間缶詰めになるテスト前勉強会。今回、「終わってしまうのが悲しかった」「もっとやりたい」等の声が聞かれました。本番当日には「テスト受けるの楽しかった」とも。
本校執筆時点ではまだテスト結果は出ていませんが、こうした境地に達すれば、この先どんな壁やハードルが待ち構えていても、それに向かって喜んで努力し、楽しく立ち向かってゆけます。たとえささやかな失敗とかがあっても、絶望する必要はありません。
ダンデリオン卒業生には、さまざまな試練を遊ぶ人たちが多いです。私に騙される格好でうっかり教師を目指してしまう人もいて冷や汗もかきますが、最高峰の大学を目指して浪人する人など、ヒリヒリするような生き様を選んでいます。
苦しいけれど愉しい「ダンデリゾーン」へ、皆さんもようこそ!
「ダンデリゾーン」へようこそ!