「学修塾ダンデリオン」のミッション(使命)②

「お前はバカだ」と言われて「やったー、うれしい!」と思う人はあまりいませんよね。
普通は悲しいし怒りを覚えるでしょう。

でもそれを自分以外の他人にぶつけるのは平気、という現象が急増していて、脅威を覚えます。

テストの成績を強引に聞き出して
「お前バカだったんだ!」
「○○高校はバカだからそこへ行きな!」
「○○中学はバカだからその点数はやばいよ」
などなど。

これを問題視しても、
「軽い気持ちで言ってるだけなんだから深刻になる方がおかしい」
と、自分が言われた場合のことは想像できない様子です。

かつては他人をバカ呼ばわりすると、小学1年生でも

「人のこと『バカ』っていうひとが一番バカなんだよ」

とくぎを刺していたのに…。

いったい、何の力によってこのような人格が量産されているのでしょう。

「スマホや映像ゲームの中毒になると脳が変形する」

という研究成果(川島隆太『やってはいけない脳の習慣』など)も発表されていて、あながち極論とも思えません。

考えなくてもできる気になってしまうし、
動画で楽にイメージできるのでマンガも読めなくなり、
電磁波や色彩の刺激を受けた脳が睡眠障害を起こしたり、

素人考えでも好ましいとは思えません。

なにより国を挙げてスマホの普及に力を入れ、
すべての人の位置情報や思想情報などのパーソナルな情報各種を吸い上げられるようにし、

大きな権力によって国民を一元管理できるようにすると同時に、
多くの娯楽を配布して思考力を奪うという形になっています。

ジョージ・オーウェルの『1984年』に描かれたような、
国民を家畜の様に支配する図式が現実に進行していることに、
危機感を覚えずにはいられません。

いずれにしても、読書はおろか、マンガも読めないという状況は、
何としても打開しなければならないと思います。

授業前の素読、全力で取り組んでいます。

古典名文を、声を出して読み、文章の型やリズムをつかみ、深読みした現代語訳を味わってもらい、道徳的メッセージを投げて、それぞれに考えてもらっています(PDFにしてホームページにもアップしています)。

授業は、学習のセルフマネジメント(自己管理・運営)としての「学修」力向上を図り、宿題も自分で調節できるように仕向けます。

「学修塾ダンデリオン」の使命(ミッション)は、

どの生徒も独立したダンデリオン(たんぽぽ)となって、

どんな環境でも咲き、

飛び、

根を張り、

ゆるぎなく「成人」するよう、

サポートすることです!