教室の文庫に、小学館の『学習まんが少年少女日本の歴史』全20巻、別冊2巻おいてあります。
「ビリギャル」で坪田先生がイチ押ししていたあれです。
中3生に勧めて読ませていますが、
「どうやって読んだらいいかわからない」
と言うので、まったく意味不明に思い、「普通に最初から読めばいいよ」と返したら、
「どこからどういう順番で読むんですか」。
こういうやり取りが複数件ありました。
要するに、漫画も全く読んだことがないので、1ページにたくさんの絵が載っているだけで目が回ったようです。
各コマに番号がついているわけではないから、どんなふうに視線を動かせばストーリーを把握できるのか、わからないと。
漫画を読むことも、ハードルの高い読書となっています。
たしかに、私たちが子どものころも、
『小学一年生』などの漫画誌には、各コマに番号がついていましたっけ。
『小学二年生』になって、コマ番号がなくなり、われながらレベルが高くなったような気がしたことを、思い出しました。
動画中心の世の中になり、漫画を読む機会もなくなってきているのですから、
いろいろ配慮しながら漫画読書も指導しなくてはなりません。