今年2017年1月17日に、東京都の「私立高校無償化」が報道されました。
東京都内に住む私立高校生徒で、保護者の年収が760万円未満の場合、
年44万円を給付するというものです。
これを受けて、埼玉県でも平成30年度から埼玉県に住む県内私立高校生を対象に学費の無償化を拡大充実させる方針を2月に固めました。
(詳しくは埼玉県公式HPへ)
主要なポイントだけまとめると以下の通りです。
埼玉県私立高校の平均学費
入学金25万円
授業料36万円
施設費10万円
合計 71万円
国の就学支援金
保護者等の年収590~910万円の場合:11万8800円支給
500~590万円の場合:17万8200円支給
500万円未満の場合: 23万7600円支給
埼玉県の就学支援金
保護者等の年収が609万円未満の場合:国の支援金との合算で、37万5000円になる金額を支給
+入学支援金10万円
計47万5000円
保護者等の年収が500万円未満の場合:国の支援金との合算で、37万5000円になる金額を支給
+入学支援金10万円
+施設被支援等20万円
計67万5000円(ほとんど負担なし)
ちなみに「609万円」というのは、県の職員で高1の子どもがいる4人家族の場合の平均年収だそうです。
共働きで、保護者の前前年度の収入が合計609万円を超えてしまうと対象外になってしまうのでその点は要注意です。
低所得世帯の生徒でも私立高校への進学が可能となってきましたので、公立私立は「教育の質」で戦うことになります。